この原稿を書いている2016年2月20日(土曜日)は奇しくも共和党の大統領予備選挙がアメリカ南部諸州としての最初の州であるサウスキャロライナ州で行われています。

二期にわたって大統領を務めたバラク. オバマの出馬はアメリカ合衆国憲法修正案第22条の規定によって認められない為民主党は新たな候補者を選出しなければならず、最初は6名の立候補者が名乗りを上げその後撤退した人を除き現在クリントン前国務長官と格差是正を前面に掲げるサンダーズ上院議員の2名が、そして共和党からは何と17名もの立候補者が雨後の筍の様に乱立し現在やっと6名に落ち着きました。

人口凡そ480万人のサウスキャロライナ州は白人が70%、黒人は30%近くを占めており4年前の大統領選挙では黒人の投票率は白人を上回った為、今回の予備選挙でもこの黒人有権者達の投票に両党ともに期待を寄せています。

私が住んでいるグリーンビル市はサウスキャロライナ州の北西部に当たり、ここが最も保守色が強く且つ宗教右派の割合も多い所でここでの票の行方が予備選挙の鍵を握っていると言っても過言ではありません。

先日私はひょんな事から大統領候補に共和党から立候補したオハイオ州選出の知事ジョン. ケーシック氏(John Kasick)の講演に行く機会がありその内容に耳を傾けてきました。

週日の午後3時と云う時間帯もあってか集まったのは平均年齢65歳と思しき人達で若い人の参加は殆どなく、又白人ばかりで黒人の参加者は皆無、その中で私一人が唯一の”有色人種”と云う訳かどうか定かでは有りませんが地方紙のレポーターからインタビューを受けました。

会場で私も近くに居たた人達に「あなたは共和党支持者ですか」と尋ねてみましたが面白い事に尋ねた6名の内5名全てが民主党の支持者であり、現在の立候補者にはどちらも魅力を感じられないし、ヒラリーに関してはベンガジの事件が尾を引いており大統領となる人に対する信頼が持てないので共和党にその代りの人を求めているとの事でした。

このケーシック氏は他の候補者に比べ知名度は低いものの、オハイオ州と云う重要なスイングステート(民主党と共和党で勝利政党が揺れる州)で選挙に勝ってきた経歴が有るため、今年の大統領選でも手強い対抗馬になると支持者は指摘していました。

今朝(20日)投票所が開くと同時に大勢の有権者が投票に訪れており先程テレビのニュースで投票を終えて出て来た人をインタビューしていましたが、ある有権者は「この予備選挙はこの国のリーダーになろうと云う人を決める重要なもの」だと話していた程で、再び強いアメリカを願う気持ちの表れでしょう。

Posted by:ayakopiper